神谷ともいき農園 今年最後の直売所

26日今年最後の直売所が、おかげさまをもちまして完売終了しました。今年は、會澤農園の無農薬野菜や志村園の桃、笛吹農園のぶどうの宝石箱のおかげで毎度毎度大変お客さんに喜ばれました。

勝沼は猛暑、局地的大雨、台風に悩まされ、ぶどうも裂果の被害がありましたが、ぶどうの木は健在で来年も果実をつけてくれることでしょう。

雨にもまけず、風にも負けず、雪にも夏の暑さにも泣けぬ、丈夫な体を持ち、欲はなく、決して怒らず、いつもしずかにわらっている~

宮沢賢治のこの有名すぎる詩は、賢治の没後、ポケットに入っていたメモ帳に書かれていたメモで弟が見つけたということです。賢治はやませや日照りに悩まされている貧しい農家に惜しみなく自分の農業知識を指導して回ったと言われています。ただ、体が丈夫でなかったことが賢治の最大の悩みだったのでしょう。

~ほめられもせず、くにもされず、そういうものにわたしはなりたい。

丈夫な体があるということはなんと素晴らしいことでしょう。これだけは賢治に勝てる!

神谷ともいき農園のベリーAを福祉作業所でジャム作りに使ってもらうことになりました。

神谷ともいき農園は、殺虫剤、除草剤を使用しない栽培を実践しています。地球に生まれた動物も虫も土の中の微生物もかけがいのない存在です。

忌避効果の高い木酢液をつるしてブドウを守り、人の腸内環境と同じといわれる土壌の環境を整えた畑で栽培したぶどうがどんなジャムに変身するのか楽しみです。来年に向けてまたいろんな出会いが始まりそうです。

神谷ともいき農園は、障害のあるなしに関係なく、男女や年齢に関係なく、共生分かち合いの心を大切にしていきたいと思っています。

栽培をお手伝いいただいた皆様、直売所にお越しいただいたお客様、太陽、水、土、菌類、微生物たち、(イノシシくんはあんまり荒らさないでね)、ありがとうございました。また、引き続きよろしくお願い致します。

なべての悩みを薪と燃しつつ、はえある世界をともにつくらん(ポラーノ広場)。

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