剪定作業をやっています。
昨年はブドウの種類もいまいちわからないまま作業をしていましたが、今年は木ごとの特徴もだいぶわかってきました。
老木は落ち着いていて作業も淡々としたものになりますが、中には暴れん坊の木もあります。
あーっこれは!昨年の7月猛暑の中、袋掛けの応援に来てくれた義弟が落としたって言ってたものでした。お嬢さんに内緒で借りてきたのに失くしてしまい、がっかりしていました。先輩からもらった大事な大事な宝物だったそうです。
私たちは彼が急に元気がなくなったので、暑さにやられて具合が悪くなってしまったと心配したものでした。
これを見つけたときはあの日、応援の皆さんとかなり暑かったけど笑いながら楽しく作業していた時を思い出し、癒された気分になりました。
私も畑に車のキーやメガネを落としたことがありますが、まずでてきません。それがパッと目の前に見せつけられて、この暴れん坊の巨峰クンの仕業だとわかりました。ほんといたずらだなあ。
この巨峰クン、枝を切るとボンっと顔にあたったり、枝に頭をぶつられたり、なんだか本当に遊ばれているようです。
そのうち植物と会話ができる日も近いのではないでしょうか。
疲れて見上げると南アルプスの山々、地に足をつけて心穏やかに剪定しているときとても幸せを感じます。
今年はもっともっとぶどうの声を聞きながら丁寧に作業して、無農薬野菜の栽培にも挑戦したいです。
これでいいのだ、という心の声が聞こえます。