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神谷ともいき農園の紹介

かき氷やさんで神谷ともいき農園の巨峰をソースに使っていただき好評と連絡をいただきました。

上町工房の巨峰ジャムもとても美味しいと評判になりました。

神谷ともいき農園は、除草剤、化学肥料、冬期以外は殺虫剤を使っていないため、皮ごと自然の味わいを楽しむことができます。

殺虫剤を使用しないため、虫を狙って鳥たちがやってきます。

神谷ともいき農園では、虫や鳥、微生物もウェルカムです。

今年わがぶどう園では、鳥が安心して巣を作っていました。春、初夏、盛夏と3回見かけました。

もちろんお客さま第一ですが、すべての生き物を大切にしたいと日々願っています。

2023年8月20日 第3回直売所

巨峰が始まり、たくさんのお客様に来ていただきました。暑いのなんの、まだまだ残暑が厳しそうです。

並んで購入していただいたお客様に感謝いたします。

今日嬉しかったことのひとつは、お客様の波が途絶えた時間帯に、自転車に乗った母子が来てくださいました。息子がぶどう大好きなので、ということで、さっそく藤稔の試食をおすすめしました。

やめられないとまらない~お母さんが「もうダメ!」というのに素早い素早い。あっという間に4~5粒食べ、眼は試食お皿一点に集中していました。自分ではもうマヒしていて美味しいのか甘いのか、わからなくなっていたので、その光景にとても感激しました。

そういえば子供のころ酸っぱいさくらんぼを食べたな。遠い記憶がよみがえってきました。初夏のなんとなく甘酸っぱい思い出。

こどもたちに季節感に欠けるえびせんでなく、旬の甘いぶどうをいっぱい頬張った記憶を残すことができれば、いい思い出づくりになるなと、とても自己満足する経験をさせていただきたきました。デパ地下フルーツに比べて見栄えは良くないけど、自宅用のぶどうをたくさん召し上がってください。

さて、来週からそろそろシャインマスカットが登場します。

少し暑さが和らいでくれるといいのですが。。。

いよいよ2023直売所スタート

6,7月の繁忙期は、日の出から日没まで作業に追われ、間に合ったと思えば、グンと生育が進みまた次の作業に追われたり、コロナになってしまったりと、怒涛の日々でした。

ようやく収穫期を迎え、勝沼産直便の直売所も始まりました。

第2回目の8月6日は、初めて来るこんなお客様がいらっしゃいました。

去年母がここのぶどうが美味しいと言って、何回も買いに行きました。今年は母が亡くなってしまったので、懐かしく、初めて訪ねました。本当に懐かしいです。

毎週忙しく販売していますが、去年来て下さったお客様が今年は来ないという現実をひしひしと感じました。

私も大病しましたが、生きてるんだな、幸せだな、と感じるのは美味しいものを食べたり、美しい自然を目の当たりにしたり、今を実感するときなのではないでしょうか。

亡くなられたお母様が美味しいと通ってくださったことを聞き、大変だけど一生懸命やってきたことが報われた気がしました。

これからもそのことを胸に止め、一生懸命やっていきたいと思います。

本日の直売所もみなさまのご協力でなんとか形にすることができました。おかげさまで美味しいビールが飲めました。生きていることをつくづく実感しながら。また頑張るぞー

勝沼より笑いをこらえて2023年4月

今年は昨年より一段と早く季節が巡っています。ぶどうの作業も前倒しで進めていかなければいけないと思いつつ、ようやく剪定が終わったところです。

農協から剪定枝を粉砕するチッパーを借用して、畑を回ります。かなりの騒音で、耳栓必須です。面白がって太い枝を押し込む息子に危ないからと注意するも聞こえず、大声を張り上げるためますます憔悴状態です。

その時です。粉砕された木片が息子の顔に飛んできて、とっさに息子が顔をおさえていたので、もうびっくり。

大丈夫かー!顔を覗き込む私。

なんと、粉砕されたチップが右の鼻の穴にすっぽり挟まっているではありませんか!

息子は何が起こったのかよくわからない様子。確実に顔めがけて飛んできたのに、なぜだか痛くない。。。

息子は怖がりもう太い枝を入れるのをためらうようになったのですが、私は憔悴しきっているのに、笑いが止まりません。1週間は笑えます。ごめんね。

最近芸能人の亡くなるニュースや近しい親戚が亡くなったりと悲しいことがありました。

みなさん1日に1回はなんでもいいので大声で笑いましょう。きっと病気も吹っ飛ぶはずです。

勝沼より愛をこめて2023年3月

 確定申告が終わりバタバタしているあいだにもうお彼岸。ぶどうも水をあげて、枝からポタポタ樹液がたれてきました。

密になったぶどうの木を選別して、今回何本か切ることにしましたが、その切り口から涙のように滴り落ちてくる樹液を見ると切なくなります。ぶどうは何も言わず佇むだけです。私の勝手なふるまいを許してくれるでしょうか。

何が起きてもすべてを愛す。

木や森はそう言ってるように思います。

ニュースを見れば、暗く悲しいことばかりですが、この境地に辿り着くことができれば何も怖いものはないでしょう。

でも3月はいいことばかり起こりました。無農薬野菜の師匠の退院、姪の大学合格、日本の優勝。

これからも皆様にいいことばかり起きますように。

勝沼より愛をこめて 2023年1月

 剪定作業をやっています。

昨年はブドウの種類もいまいちわからないまま作業をしていましたが、今年は木ごとの特徴もだいぶわかってきました。

老木は落ち着いていて作業も淡々としたものになりますが、中には暴れん坊の木もあります。

先日ある巨峰の剪定に取り掛かろうとしたとき、ヘアピンが刺さっているのに気が付きました。

あーっこれは!昨年の7月猛暑の中、袋掛けの応援に来てくれた義弟が落としたって言ってたものでした。お嬢さんに内緒で借りてきたのに失くしてしまい、がっかりしていました。先輩からもらった大事な大事な宝物だったそうです。

私たちは彼が急に元気がなくなったので、暑さにやられて具合が悪くなってしまったと心配したものでした。

これを見つけたときはあの日、応援の皆さんとかなり暑かったけど笑いながら楽しく作業していた時を思い出し、癒された気分になりました。

私も畑に車のキーやメガネを落としたことがありますが、まずでてきません。それがパッと目の前に見せつけられて、この暴れん坊の巨峰クンの仕業だとわかりました。ほんといたずらだなあ。

この巨峰クン、枝を切るとボンっと顔にあたったり、枝に頭をぶつられたり、なんだか本当に遊ばれているようです。

そのうち植物と会話ができる日も近いのではないでしょうか。

疲れて見上げると南アルプスの山々、地に足をつけて心穏やかに剪定しているときとても幸せを感じます。

今年はもっともっとぶどうの声を聞きながら丁寧に作業して、無農薬野菜の栽培にも挑戦したいです。

これでいいのだ、という心の声が聞こえます。

神谷ともいき農園 今年最後の直売所

26日今年最後の直売所が、おかげさまをもちまして完売終了しました。今年は、會澤農園の無農薬野菜や志村園の桃、笛吹農園のぶどうの宝石箱のおかげで毎度毎度大変お客さんに喜ばれました。

勝沼は猛暑、局地的大雨、台風に悩まされ、ぶどうも裂果の被害がありましたが、ぶどうの木は健在で来年も果実をつけてくれることでしょう。

雨にもまけず、風にも負けず、雪にも夏の暑さにも泣けぬ、丈夫な体を持ち、欲はなく、決して怒らず、いつもしずかにわらっている~

宮沢賢治のこの有名すぎる詩は、賢治の没後、ポケットに入っていたメモ帳に書かれていたメモで弟が見つけたということです。賢治はやませや日照りに悩まされている貧しい農家に惜しみなく自分の農業知識を指導して回ったと言われています。ただ、体が丈夫でなかったことが賢治の最大の悩みだったのでしょう。

~ほめられもせず、くにもされず、そういうものにわたしはなりたい。

丈夫な体があるということはなんと素晴らしいことでしょう。これだけは賢治に勝てる!

神谷ともいき農園のベリーAを福祉作業所でジャム作りに使ってもらうことになりました。

神谷ともいき農園は、殺虫剤、除草剤を使用しない栽培を実践しています。地球に生まれた動物も虫も土の中の微生物もかけがいのない存在です。

忌避効果の高い木酢液をつるしてブドウを守り、人の腸内環境と同じといわれる土壌の環境を整えた畑で栽培したぶどうがどんなジャムに変身するのか楽しみです。来年に向けてまたいろんな出会いが始まりそうです。

神谷ともいき農園は、障害のあるなしに関係なく、男女や年齢に関係なく、共生分かち合いの心を大切にしていきたいと思っています。

栽培をお手伝いいただいた皆様、直売所にお越しいただいたお客様、太陽、水、土、菌類、微生物たち、(イノシシくんはあんまり荒らさないでね)、ありがとうございました。また、引き続きよろしくお願い致します。

なべての悩みを薪と燃しつつ、はえある世界をともにつくらん(ポラーノ広場)。

神谷ともいき農園2022年9月

8月から直売所がスタートして、早いもので今年度もあと2回となりました。本日は支援学校時代の先生に買いに来ていただき激励を受け、息子は泣きそうになっていました。

デラウェア、サニールージュ、藤稔、巨峰、シャインマスカットのブドウたちに加え根強い人気の桃や不動の人気の無農薬野菜のおかげもあって、なんとかここまで来ましたが、マンネリにならないように知恵を絞ります。

出荷作業でどうしても粒が大量に出てしまい、味見用だけではもったいないため、今年度は生絞り試飲を行いました。味見をすると手もべとべとになるので、3粒くらいを昔ながらのジューサーで絞り、小さいカップで提供します。

なんなんだ?販売所?と怪訝そうなお客さんも、どうぞと試飲すると、一気に満面笑顔に変わり、美味しいっ、甘っ、と言ってくれます。

笑顔っていいですね。こちらが癒されます。

息子が明るい性格なのでいつも笑顔に囲まれていますが、これは大事な癒しだったのですね。

出荷作業でうまくいかずイライラして、ついつい息子にガミガミ大げんかをしたことがあります。息子が段ボールの外側の面を内側に組み立て、いくら指摘しても一向になおそうとしなかったからです。ついに、沸点に達し、「もうやらなくていい!」無視して作業をしていました。

でも、長続きしません。顔を見てしまうと、やっぱり吹き出してしまいます。

笑顔は勝つ。何より強力です。

みなさんもぜひ毎日笑顔で過ごしてくださいね。